あなたは相続登記を行ったことがありますか。この相続登記、不動産相続とも言いますが、今までは特に義務と言うわけでもなかったので、相続する権利はあるけれど、放っておいていたという人もいるかも知れません。しかし2022年4月に、この相続登記の義務化が参議院本会議で決定しました。施行は2024年4月からですが、この義務化により、手続きをしない人は罰則の対象となります。

今まで義務化されなかったことで、所有者不明の土地が増え、公共事業や再開発事業ができなくなってしまったのが、その主な理由です。このため今まで手続きを先延ばしにしていた人も、義務化をきっかけに、早い内に手続きをしてしまった方がいいとなるわけです。しかしこの手続きの仕方がどのようなものかわからない人もいるでしょうし、仕事で忙しくて、手続きまで手が回らないという人もいるかも知れません。そのような時は、司法書士の事務所で相談するといいでしょう。

ところでなぜ司法書士なのか。それは司法書士が、登記申請のプロだからです。今でこそ司法書士の業務範囲も広がっていますが、かつては登記専門でした。まず事務所に連絡して相談に乗ってもらい、着手してもらうようにしましょう。

ちなみに、必要書類などはすべて事務所で取得してもらえます。その代わり、司法書士に依頼すると報酬が発生します。これはそう高いものではありませんので、相談の時に聞いてみるといいでしょう。それからもし、相続登記でトラブルになりそうな場合は、司法書士から弁護士を紹介してもらう、あるいは最初から弁護士に相談してみるという手もあります。

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